「ZINE作りたいけど何から手をつければいいんだろう。」と思う方に向けてZINEの作り方を6ステップで解説します。
ZINEの魅力はたくさんありますが、その中でも「誰でも気軽に作れる」というのはZINEの大きな魅力です。
是非この記事を読んで気軽にオリジナルZINEを作ってみてください。
・ZINE制作の工程は?
・ZINEのテーマが決められない
<ZINEの作り方6ステップ>
- ZINEのテーマを決める
- ZINEに使う素材を用意する
- ZINEのサイズを決める
- ZINEの編集をする(デザイン・データを作る)
- ZINEを印刷する
- ZINEを製本する
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この記事を書いている僕は「まるいわ書店」のオーナーであり年に2冊のペースでオリジナルZINEを作成しています。
▼オリジナルZINE
>>sticker art #2沖縄編
(残りわずか)
目次
ZINEの定義
zineとは個人で作った冊子のこと。きちんとした決まりはありません。
「個人が作る小部数の出版物」と言われることもあります。
簡単に言うと作り手がZINEと言ったらZINEです。
ZINEは「magazine」が語源と言われています。
ZINE作りに必要なもの・用意するもの
ZINE作りで必須の物
- 画像などZINEに使いたい素材
- パソコンorタブレット
ZINE作りに必須なもの ①素材
当たり前ですが画像や文章、イラストなどいずれかの素材は必須です。
ZINEは自由なので画像や文章、イラストの3つ全部を使っても1つし使わなくてもなんでもありです。
ZINE作りに必須な物 ②パソコン・タブレット
ZINEを作る場合パソコンかタブレットどちらかがあると便利です。
iPhoneなどスマホでもZINEのデータは一応作れます。
しかし文字や写真の位置調節などは、パソコンやタブレットに比べてかなりやりづらいです。
僕はいつもパソコン(Mac)でZINEを作っています。
パソコンが高くて買えないという方もタブレットなら手頃な価格で購入できるので一度探してみてください。
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ZINEの作り方ステップ①「ZINEのテーマを決める」
ZINEを通してどんなものを伝えたいか・表現したいか・残したいかを決めます。
ZINEのテーマに悩んでいる人は以下の例を参考にしてみてください。
過去に作ったZINEの例3つ
過去に作ったZINEの例を3つ紹介します。
ステッカーをテーマにしたZINE
僕は街にあるステッカーが大好きで同じような趣味を持つ人に共感してもらえたり、「この年のここにはこんなステッカーが多かった」、「このアーティストのステッカーがあった」などの記録も兼ねて街で見つけたステッカーをテーマに決めました。
▼オリジナルzine(ステッカーアート編)
>>Sticker art
グラフィティをテーマにしたZINE
グラフィティが行政やボランティアなどによって消されることを「BUFF」と言います。
「BUFF」された壁もその街のグラフィティカルチャーの歴史の一部として面白いと感じたのでグラフィティが消された痕跡をテーマに一冊のZINEにしました。
▼オリジナルZINE(BUFF編)
>>BUFF
ポテトをテーマにしたZINE
ポテトが大好きな友達がポテトを食べるたびにあるこだわりを持ってポテトの写真を撮っていて面白いと持ったので友達に許可を取りポテト写真をまとめたZINEを作りました。
▼オリジナルzine(フライドポテト編)
>>French Fries
ZINEの作り方ステップ②「ZINEに使う素材を用意する」
テーマに沿って写真やイラストなどZINEで使う素材を用意します。
実際にプリントアウトしても良いしPCやタブレットで1つのフォルダにまとめるだけでも大丈夫です。
ZINEの作り方ステップ③「ZINEのサイズを決める」
ZINEのサイズを決めます。
もちろんサイズは作り手の自由です。
A5サイズのZINEが多いです。
ZINEのイベントによっては、A4サイズより大きい作品は対象外としている場合もあるので、ZINEのイベントに参加する予定がある方は、大きくてもA4までで作るのがおすすめです。
ZINEのサイズについて別記事でも解説しています。
▼zineのサイズについて、注意点なども解説
>>ZINEのサイズはなぜA5が多いのか
ZINEの作り方ステップ④「ZINEの編集をする(デザイン・データを作る)」
ZINE作りのメインの工程です。
画像の配置などページのレイアウトを決めます。
ZINEのデータを作る方法は別記事で詳しく解説しています。
▼ZINEのデータ作成方法はこちら
>>無料ソフトでZINEを作る方法
ZINEの作り方ステップ⑤「ZINEを印刷する」
ZINEの印刷は以下の3つの方法があります。
- ネット印刷にお願いする
- コンビニのマルチコピー機で印刷
- 家庭用プリンタで印刷(おすすめしない)
ZINEの印刷をネット印刷にお願いする(オススメ)
ZINEの印刷はネット印刷がオススメです。
ネット印刷サイトに頼めばミスもなく綺麗に仕上がり製本もしてくれるのでかなり便利です。
ネット印刷会社を適当に選ぶと無駄にお金がかかります。
以下の記事を参考に印刷会社を検討してみてください。
コンビニのマルチコピー機で印刷
コンビニのマルチコピー機を利用して印刷する方法もあります。この方法はとにかく安く作りたい人にオススメです。
マルチコピー機は20部や30部以上の単位でZINEを作成する場合には向いていません。
理由は印刷と製本にかなり時間がかかるからです。
10部くらいだけZINEを作りたい人や試しに1冊作りたい人にはコンビニのマルチコピー機はオススメです。
家庭用プリンタで印刷(おすすめしない)
家庭用のプリンターでも印刷はできますがオススメしません。
家庭用のプリンターは大量の印刷には不向きだからです。
インク切れや紙が詰まる、通信エラー、などストレスが大きいです。
一度挑戦してみましたがうまくいかず無駄な時間と体力を消費しました。
試しで1ページ分だけ印刷するということは時々ありますがそれ以上に使うことはないです。
ZINEの作り方ステップ⑥「ZINEを製本する」
製本は本の形にするということです。
ネット印刷にZINEの印刷を頼む人は製本の手間は不要です。
個人で印刷をした場合は製本が必要です。
製本には以下の道具が必要になります。
オリジナルZINEを世に出す
ZINEが完成したらネットショップなどで販売して見ましょう。
BASEなら無料でネットショップを開設できます。
僕はBASEを利用してオリジナルZINEを販売しています。
BASEなら月額費用が一切掛かりません。販売利益を口座に振り込む時に手数料が発生するだけなので売れるまで手数料等のお金は取られません。
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zineについてのよくある質問
- 一般的なZINEのサイズは?
- ZINEを作る費用はどれくらい?
- 無料ソフトでもZINEは作れる?
一般的なZINEのサイズは?
日本も海外もA5で作られたZINEが多いです。
zineのイベントではA4より大きいサイズの作品は取り扱えないとしているイベントもあるので大きくてもA4までがいいと思います。
ZINEを作る費用は?
ネット印刷サイトに印刷と製本をお願いする場合は、1万円から2万円で50部印刷できます。
50部以下だとさらに費用は抑えられます。
少ない部数にすると費用は抑えられますが、一冊にかかるお金は高くなるので多く売れた場合に販売したときの利益が伸びづらい場合があります。
以下の記事でネット印刷会社の料金を比較できます。
無料ソフトでもZINEは作れる?
無料ソフトでZINEのデータは作れます。
僕は毎回無料ソフト「Pages」でZINEのデータを作っています。
雑誌等のデザインではAdobeの「Illustrator」という有料ソフトが有名です。
Adobeの「Illustrator」はプロが使うソフトなので高機能です。
しかし素人には難しく感じることがあります。
僕は使いこなせなかったのですぐに無料ソフトに切り替えました。
パソコンが得意な方は有料ソフトを使う価値があると思いますが苦手であれば無料ソフトがオススメです。
最後に
ZINE(冊子)を作る機会は普通に生きていればほぼないと思います。
今までやったことがないことなので、「難しそう」と思うかもしれませんが、1度作るとそれほど難しくないと思えるはずです。
有料ソフトで作ると機能が多すぎて素人には難しいと思うことがあるので、パソコン作業に不慣れな人は、無料ソフトで作品を作ることを強くおすすめします。
ZINE作りに関する質問等あればインスタグラムのDMからお気軽にご連絡ください。
Instagramアカウント:@sticker_art_mag
興味があれば当サイトの管理人が運営するオンラインショップも覗いてください。