ZINE価格相場ガイド!ZINEの販売価格を決めるポイント5つ

ZINEを作る

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ZINEとは、個人や小グループが手がける自主制作の出版物です。

自由に作れることが魅力的なZINEですがだからこそ価格設定に悩んでいる人は多いと思います。

→この記事でわかること

・ZINEの価格相場

・作った作品の相場を調べる方法

・迷った際の値段

・1,000円以上でも売れやすいZINEの例

・値段設定に重要なポイント

この記事ではZINEの相場やあなたの作ったZINEの販売価格を決める時位の重要なポイントを解説していきます。

価格設定は、作り手にとっても読者にとっても重要です。

この記事がZINEの値段設定に悩むあなたの役に立てれば幸いです。

▼ZINEの制作費を抑えるためコツを紹介した記事
>>ZINEの制作費を抑えるコツ7選

ZINEの価格相場「500円〜1500円」

素人の作品の場合500円〜1500円が相場です。

なので当サイトの管理人を含めて素人がZINEを販売する場合、500円〜1,000円の販売価格が無難です。

1,000円以上にする場合は、お客さんに1,000円以上の価値が分かりやすく伝わる作品である必要があります。

とはいえZINEの中でもテーマやジャンルで値段の相場に差があります。

希少価値の高い内容や独自性のある内容の作品は1,000円以上でも比較的購入してもらいやすいです。

ZINEの相場を詳しく知る方法「ZINEイベントに行く」

自分と同じような作品の値段の相場はいくらか。について調べるために一番手っ取り早いのは、ZINEイベントにいくことです。

ネットでもZINEの販売はあるので参考になりますが、一つずつwebページを見ていくのはかなり手間です。

しかもネットでZINEを見ても紙の質感や手に取った時の感覚がわかりません。

なのでZINEイベントに言って実際にZINEを触って値段を見ていくのが相場を知るには一番いい方法です。

ZINEショップに行ってもいいですが素人の無名作品の値段を見る方が勉強になると個人的には思います。

ただしZINEショップに自分のZINEを置いてもらいたいと考えているならZINEショップの中の価格帯も把握しておくべきです。

理由はZINEショップに置いてもらった時、ショップの価格帯より高くなってしまうと売れずらくなってしまうからです。高めに値段設定したい人は、ZINEショップの価格相場もチェックしておきましょう。

▼ZINEイベントを紹介した記事
>>素人でも参加可能なZINEイベント一覧

▼ZINEショップ一覧
>>ZINEを取り扱っているショップ一覧

ZINEの値段設定に迷ったら「とりあえず500円」

1,000円以上するZINEを買うとき、多くのお客さんは内容やクオリティを見ます。

しかし500円で販売する場合、クオリティやZINEの見た目はさほど厳しく見られずそのジャンルに興味があるお客さんに見つけてもらえれば意外と簡単に売れます。

ZINEのイベントでは全てのZINEをじっくり見る体力と時間があるお客さんは少ないので気になった作品が500円だったら「とりあえず買って家帰ってゆっくり見よう。」とする人は結構います。

僕もその経験があるしZINE愛好家はどんなジャンルでも「お!」と思ったら手に取る人が多いです。

1,000円以上の値段をつけても売れるZINEの例

  • 海外で制作した作品
  • アーティストに取材して作った作品
  • 40ページ以上の作品
  • 小説やエッセイ
  • 無線綴じで110kg以上の紙を使用しページ数多め
    (きちんとした印象がある)

など

簡単には真似できない作品や第三者への取材などをテーマにしている作品は1,000円以上の価値をつけやすいです。

他にはZINEの作りが素人目に見てもしっかりしている印象を持つような作品は1,000円以上の値段をつけやすいです。

上記は制作者が無名ということを前提にしています。

何かしら名前が売れていたり写真家として活動しており、すでにファンがいる場合は例外です。

ZINEの値段設定に影響を与える主な要因

いくら売り上げたいかによって値段の決め方は大きく変わります。

基本的にZINEは大きな利益を生み出すようなものではないということは覚えておきましょう。

ZINEの値段を決める際に重要な点は以下の4つです。

  • 制作コスト
  • 販売見込み(どれくらい売れそうか)
  • 同じジャンルの値段
  • 販売場所

他にも要素がありますがこの記事では「無名の人がZINEを作る場合」というコンセプトに沿って紹介しています。

制作コスト

ZINEを制作する時にかかるお金です。

基本的には印刷と製本代を考えればOKです。

100部や50部作成した場合に1冊あたりいくらで作れるのか、が分かればそれだけでも値段は決めれます。

1冊あたり○○○円で作れて、販売価格をその倍にするのか1.5倍にするか、それだけで価格を決めてしまっても問題ないです。

ただし印刷会社を適当に選ぶのは絶対にやめてください。

印刷会社が違うだけで制作コストが2〜3倍違うことは多いです。

10社以上のネット印刷会社から厳選した安い印刷会社3社を以下の記事で紹介しています。

販売見込み

どれくらい売れそうか考えるということです。

初めて作る場合は考えてもしょうがないですが、何度か作っている場合は考えてみてください。

例えばスケボーのZINEを作りたい場合、すでにスケボーのことを載せているSNSアカウントを持っていて、仲の良いフォロワーがいればその中から数人は買ってくれるかも知れませんよね。

他にはZINEを作ることを誰かに話していて応援してくれているのであれば、その人はもしかしたら買ってくれるかも知れない。

ファンもSNSのフォロワーも全くいない、販売しようとしているZINEのテーマについて何の発信もしていない、ZINEを作りたいという話も誰にも言ったことがない状態であれば販売見込みは0〜5と考えた方がいいかも知れません。

僕の経験上5冊はZINEの販売イベントに何度か参加すれば売れます。

同じジャンルのZINEの値段

ジャンルの中でも様々な価格設定があります。

同じジャンルの作品は行ってみたらライバルです。

あなたの作品ととライバルの作品をお客さんが見比べて、あなたの作品が「高いな」と思われたら買ってもらえる可能性は低くなります。

高い値段で販売するという戦略もありますがそれはクオリティや内容、そのZINEにしかない魅力を感じさせれる場合のみ通用する戦略です。

基本的には「安い」と思ってもらえる値段設定が理想です。

ただ販売価格を下げるのではなく「この面白さでこの値段なら安い」と思わせるのがポイント。

販売場所

自分の販売サイトだけで売る場合、多少値段が高くてもファンがいたり集客ができれば高くても売ることができます。

理由は「高い」と思われづらいからです。

しかしイベントに出すとなれば他の人の作品と嫌でも比べられます。

そうなったときに「高い」と感じられるとやはり売れづらいです。

ZINEの専門店に置いて欲しい場合も同様です。

そのショップの価格帯というものが存在します。

1,500円から2,500円のものは海外から直接取り寄せていて日本ではこのショップでしか販売されてないものばかり、というショップに無名作家の作品が2,500円となるとやはり売れづらいです。

ショップのオーナーさんも売れづらい作品を置くのはメリットがありません。店舗内の本棚は限られているので、どんどん売れていく作品を置くのが理想です。

置いて欲しいショップがある場合、ショップの事情(販売価格の相場)を理解して値段を決めましょう。

自分の販売サイトを作りたい方へ

販売サイトなんて作れない。と思っている方も多いかも知れませんがBASEを使えばだえれでも簡単に販売サイトを作れます。

販売サイトはお金かかるから嫌だ。と思っている人も安心してください。

BASEは無料で販売サイト(ネットショップ)を作れます。

ZINEが売れてその売上金を出金する時だけ手数料が発生します。

それ以外は無料なのでもし1冊もZINEが売れなかったらBASEに一円も払わないで大丈夫です。

僕が運営している「まるいわ書店」もBASEでオリジナルZINEを販売しています。



>>BASEで作ったショップを見る
(まるいわ書店BASE)

最後に

ZINEの製作にはお金がかります。

どうにか製作費くらいは売り上げたいと思うはずです。

そのためにZINEの価格設定は大事です。

相場と製作費、あなたの作った作品の価値、販売方法を冷静に判断してし慎重に値段を決めていきましょう。

製作費を抑えるコツ7選は以下の記事で解説しています。