- ZINE作ってみたいけどいくらかかるのかな
- 印刷会社に頼むと費用がかかりそう
- いくらあれば冊子を作れるのかな
上記のように冊子作りに興味があるけど
費用が心配という方は多いと思います。
この記事では
ZINEを作りたいけど費用が心配という人や
ZINEを作った経験がない人に向けた記事です。
- ・ZINE(リトルプレス)を作る費用の相場
- ・ZINE作りで費用を抑えるコツ
- ・ZIINE作りの失敗談
この記事を書いている当サイトの管理人は
これまでに6冊のZINEを作ってきました。
ZINE作りの費用で相場を知らずに
大失敗した経験もあります。
是非最後まで読んで
無駄な費用を払わないようにしてください。
ZINEとは?小冊子のこと
ZINEは簡単にいうと小冊子のことです。
アートブックやリトルプレスといったりもします。
詳しくは別記事で解説します。
ZINEやリトルプレス制作にかかる費用の相場
A5サイズで20ページ程度のものであれば
安い印刷会社に頼めば
6,000円〜14,000円ほどで作ることができます。
※冊子の仕様によって値段は大きく変わってきます。
▼低価格で仕上がりが綺麗な印刷会社
>>ネット印刷のペンタローを使ってみた感想
ZINE制作の費用を抑えるコツ
- 自分に合った印刷会社を選ぶ
- 必要な部数を把握する
- 表紙をモノクロにする
- ページ数を抑える
- 納期を遅くする
- 薄い用紙に変更する(効果少)
- お試しで1冊だけ作る
作品のこだわりによって工夫できる点は
違いますが上記の点を変更すると費用が下がります。
ZINE(冊子)を安く作るコツ①自分に合った印刷会社を選ぶ
印刷会社選びは非常に重要です。
100部以上の注文しか受け付けていない
会社があったり1から印刷会社を探そうと思うと
かなり手間です。
個人でも安く印刷できる会社を
3社に絞って紹介した記事があるので参考にしてください。
ZINE(冊子)を安く作るコツ②必要な部数を注文する
少なく注文して在庫がなくなり
増刷になる場合
無駄な費用がかかってしまいます。
事前に必要な部数を考えておきましょう。
少なめに注文するよりは
多少余裕を持って注文するのが良いです。
ZINE(冊子)を安く作るコツ③表紙デザインををモノクロで検討する
下の表の「冊子の仕様例B」を基準に
どのくらい値段が下がるのか紹介します。
「冊子の仕様例B」はラクスルで出した見積もりです。
「冊子の仕様例B」を表紙だけ
モノクロに変更すると
12,046円から6,916円になりました。
表紙と本文をフルカラーにするよりも
5,130円安くなっています。
冊子サイズ | A5 |
ページ数 | 20 |
表紙用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
本文用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
カラー | フルカラー |
納期 | 5営業日後 |
印刷部数 | 50部 |
値段 | 12,046円 |
表紙だけモノクロに変更すると5,130円安くなりました。
冊子サイズ | A5 |
ページ数 | 20 |
表紙用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
本文用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
カラー | 表紙モノクロ 本文カラー |
納期 | 5営業日後 |
印刷部数 | 50部 |
値段 | 6,916円 |
作品の一番見られる場所が表紙なので
基本的にはあまりケチらない方が
いい場所ですが
モノクロでも成立する場合もあるので
一度検討してみる価値はあります。
ZINE(冊子)を安く作るコツ④ページ数を減らす
「冊子の仕様例B」を20ページから
16ページに変更すると9,935円になります。
2,111円安くなりました。
※ページ数は4の倍数なので20ページから1段階ページ数を減らすと16ページになります。
冊子サイズ | A5 |
ページ数 | 20 |
表紙用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
本文用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
カラー | フルカラー |
納期 | 5営業日後 |
印刷部数 | 50部 |
値段 | 12,046円 |
20ページから16ページに変更すると
2,111円安くなりました。
冊子サイズ | A5 |
ページ数 | 16 |
表紙用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
本文用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
カラー | フルカラー |
納期 | 5営業日後 |
印刷部数 | 50部 |
値段 | 9,935円 |
ZINE(冊子)を安く作るコツ⑤納期を変更する
納期を早めると値段が高くなるので
追加料金なしの納期がオススメです。
ZINEイベントなど締め切りがある場合は
余裕を持って発注するようにしましょう。
土日に出荷作業を行っていない印刷会社も多いため
5営業日後の発送であっても土日を挟むと5日後ではなく
7日後に発送になる場合も多いので注意が必要です。
冊子サイズ | A5 |
ページ数 | 20 |
表紙用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
本文用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
カラー | フルカラー |
納期 | 3営業日後 |
印刷部数 | 50部 |
値段 | 16,745円 |
納期を3営業日後から5営業日後に変更すると4,699円安くなります。
冊子サイズ | A5 |
ページ数 | 20 |
表紙用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
本文用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
カラー | フルカラー |
納期 | 5営業日後 |
印刷部数 | 50部 |
値段 | 12,046円 |
ZINE(冊子)を安く作るコツ⑥薄い用紙に変更する
用紙の厚さを変更すると安くなります。
用紙の仕様は数字が大きくなるほど厚く
数字が小さくなるほど薄い紙になります。
薄い紙でもインクはしっかり付きます。
仕上がりの見栄えや紙の厚さは
無料サンプルを取り寄せて確認してください。
50部の注文では用紙を変えても
値段に大きな変化はありませんでした。
冊子サイズ | A5 |
ページ数 | 20 |
表紙用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
本文用紙 | 光沢紙(標準90kg) |
カラー | フルカラー |
納期 | 5営業日後 |
印刷部数 | 50部 |
値段 | 12,046円 |
光沢紙90kgから普通紙70kgに変更すると696円安くなる
冊子サイズ | A5 |
ページ数 | 20 |
表紙用紙 | 普通紙(薄手70kg) |
本文用紙 | 普通紙(薄手70kg) |
カラー | フルカラー |
納期 | 5営業日後 |
印刷部数 | 50部 |
値段 | 11,350円 |
ZINE(冊子)を安く作るコツ⑦お試しで1冊だけ作る
1冊からの注文を受け付けている
印刷会社もあります。
納得いく仕上がりになるまで試して
納得いくものができたら
まとめて印刷をお願いする
というやり方もオススメです。
試作のお金をケチって
自分のイメージした物ができなかった場合
もう一度大きな金額を払うことになります。
1冊での印刷は割高ですが
初めて作る場合は一度試作で注文することで
大きなミスを減らすことにつながります。
ZINE制作の失敗談
初めてZINEを作ったとき
印刷会社を選びきれず
「冊子印刷」で検索して最初に出てきた印刷会社で
作ることにしました。
その会社は100部からの注文しか受け付けていませんでした。
「そんなもんか」と思い4万円払って100部作り
見事に現在でも在庫を抱え中です。
失敗した点
- 印刷会社をきちんと選ばなかった
- 何者でもない人が100部は明らかに作りすぎ
- 100部4万円は高すぎ
失敗①印刷会社をきちんと選ばなかった
データは仕上がっていたため
早く形にしたいと思い焦って
印刷会社を決めてしまったのが
本当に良くなかったと思います。
失敗②何者でもない人が100部作った
一番ダメな点が何者でもない
ただの素人が
100部も作ったことです
売れるわけがありません。
自分的には面白い作品だと思ったので
自信はあったんですが
どんなにいい商品も
見られないと売れません。
SNSもブログもなかった自分には
無理ゲーすぎでした。
失敗③100部4万円は高い
100部同じ仕様で作っても
ラクスルだと2万8千円で作れました。
作りすぎてしまった作品
友人の写真を借りて僕が編集して作りました。
もし良いと思ったら購入していただけると嬉しいです。
個人的には今でもお気に入りの作品です!
面白いテーマでオリジナリティもあると思っています。
しかし作りすぎました。
最後に
ZINE作りリトルプレス作りはとても楽しいです。
手軽に誰でも作れるのが
ZINEの大きな魅力の一つです。
1冊や10冊など小部数での注文を受け付けている
印刷会社もあるので難しく考えずに、まずは
自分の作りたい物を小部数で作ってみるのがオススメです!
今回紹介したZINEの費用を抑えるコツを
参考にしながら作ってみてください。
実際にZINEを作る手順は別の記事で詳しく解説しています。
▼ZINEや冊子、リトルプレスのデータ作成方法
>>ZINEの作り方6ステップ